2022年4月18日

日本の施工管理技術を日々勉強しています

大高建設(株) (黒部市)
 土木部 モンモンタンさん

 

Q1.現在、どんな仕事をしていますか。

 北陸地方整備局 黒部河川事務所が発注した「上荻生堤築堤護岸他工事」で、施工管理に関する仕事をしています。
 この工事は、黒部川の河口から6.8km付近の左岸にある上荻生堤において、既存の堤防を改修するもので、堤防決壊の危険性を低減し、地域住民の安全を確保する目的で行っています。これまで堤外水路工、坂路工、石張工を行ってきており、今後は根固工を行う予定になっています。
 複数の下請け業者が現場で作業を行うため、作業前のKY活動を通じて、安全に関する注意喚起を促すことを徹底しています。

Q2.建設業を選んだ理由、仕事のやりがいを教えてください

 富山県立大学の大学院を修了し、まだ入社してから1年弱のため、現在は仕事を通じて日本における施工管理の技術を日々勉強しているところです。
 私が専門分野として土木工学を選んだ主な理由は、両親が土木技術者であり私自身も幼少のころから将来の目標を土木技術者とし、土木の勉学に励んできたこと、そして土木インフラの仕事に真剣に取り組みたいという気持ちが強かったことがあります。
 また、土木工学は現代文明において形づくられる一種の芸術だとも考えています。地域住民の生活水準を直接的に反映するのがインフラの整備だと考えているからです。
 土木技術者としては、環境への配慮に注目しています。当社ではSDGsの考え方を取入れており、これは環境問題を考える上で非常に重要なことであり、仕事のやりがいに繋がると感じています。

Q3.現場の環境について教えてください

 施工管理という仕事柄、実際に現場に来て作業の進捗確認や安全管理を行うことが多いです。河川の工事ということもあり、気象条件には常に気を配っています。天候に左右されやすい屋外の現場であるため、工程管理の観点からも気象の変化に柔軟に対応することは重要な要素だと思っています。
 当社はダイバーシティを推奨しており、外国人も働きやすい職場環境づくりに力を入れていることもあって、とても理解があると感じています。意思疎通をはかるには、異なる言語、文化や技術に対する理解の違いなど、特有のハンデがあるにもかかわらず真摯に向き合おうとする姿勢にとても感銘を受けています。社内にこうした環境が整備されていることから、施工管理の仕事に打ち込むことが出来ています。

Q4.休日はどのように過ごしていますか?

 当社は完全週休2日制を取っており、休日はガーデニングや音楽鑑賞などを楽しんでいます。

Q5.将来の目標を教えてください

 当社ではICT施工を積極的に推進しており、私も関わっていきたいと思っています。特にドローン操縦に関する技術を向上できるよう努力していきたいです。また、土木技術者として、土木施工管理技士へは挑戦したいです。
 当社は黒部奥山での砂防事業を強みとしているため、将来的に黒部奥山にて、ICTの技術を用いた施工管理に携わることが目標です。

Q6.建設業を志す方へのメッセージ

 建設業は社会に貢献できる仕事です! 完全週休2日制など、働き方改革を積極的に取り入れている会社も増えてきており、仕事と生活のバランスが取りやすくなってきています。
 私から皆さんへのメッセージは毎日を楽しむことです。常に自分らしく、他人に親切にしてください。皆さんの建設業への入職を心待ちにしております。

現場の1日の流れ
8:00~8:15 朝礼、安全ミーティング
8:15~12:00 作業指導、現場巡回、安全管理(途中15分休憩)
12:00~13:00 昼休み
13:00~16:00 作業指導、現場巡回、安全管理など(途中15分休憩)
16:00~16:30 後片付け
16:30~17:00 現場事務所で書類作成、帰宅
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