2021年4月6日

尊敬している上司のように、
現場の全てをこなせるようになりたい

 株式会社 今村組 (小矢部市)
 宮本 龍一さん

Q1.現在、どんな仕事をしていますか。

現在、小矢部市内の「庄川左岸四期地区 茶ノ木排水路第15工区工事」(高岡農林振興センター発注)で、施工管理の補佐として働いています。
水路の工事は大まかに、仮設段階は工事用道路の施工や仮水路の設置、水路本体は河床部の施工、大型積みブロックの設置と進めていきます。ただ、この水路沿いには桜並木があり、その保護も行いながら施工する必要があります。ブロック積み作業にあたって桜の枝がどうしても支障になるため、専門知識を有する方に剪定をしてもらいましたが、専門知識にも様々な分野があるのだなと感心しました。

Q2.建設業を選んだ理由、仕事のやりがいを教えてください

様々な専門職の人と協力しながら、地域のためになる形に残る仕事に携われるというところに興味を持ち入社しました。自分が携わった構造物が完成した時の感動は、他の職種では味わえないものだと思いました。
職場の環境や人間関係も良く、資格取得への支援もあるので、自分が挑戦したいことに積極的に取り組むことができます。また、若手社員の意見も積極的に取り入れてくれることがこの会社の魅力だと思います。

 

Q3.現場の環境について教えてください

労働環境は比較的良いと思います。もちろん危険を伴う作業や体力的にきつい時もありますが、朝礼で危険な箇所について作業員全員で話し合って対策を立てたり、仕事がきついときはこまめに休憩を取るなどして、安全に作業できるよう心掛けています。
今年は1月の大雪で現場が完全に埋まってしまい、大変な目に遭いました。なんとか除雪したのですが、今度はその雪をどこに持っていけばいいのか皆で頭を抱えることになりましたね(笑)。大雪の後は雨の影響で雪解け水が大量に流入し、現場が水没しました。施工しやすい天候のありがたみをつくづく感じた冬になりました。

Q4.休日はどのように過ごしていますか?

入社した時から完全週休二日制が導入されており、実際に取れる休日も多く、有給休暇も取得しやすいです。工程の関係などでやむを得ず休日出勤をした場合は、現場の状況をふまえながら自分の好きな日に代休を取得することができるので頑張れます。
休日は体を休めたり、友達とのオンラインゲーム、冬にはウィンタースポーツをしたりと充実しています。

Q5.将来の目標を教えてください

尊敬している上司のように施工のことだけでなく、書類作成や発注者の対応など全てをこなせるようになりたいです。
入社して間もない頃、不慣れな作業が多く不安だった時、上司から「わからないことはわからないままにせず、小さなことでもいいから遠慮せずその都度聞いてくれていいからね」と声をかけてもらいました。その一言で自分の気持ちが和らぎ、安心して仕事をすることができました。
入社したばかりだと、上司や先輩に質問するのは気が引けたりしますが、些細なことでも質問しやすい雰囲気づくりは現場監督として大事な役割の一つだと感じました。
上司からは、仕事のやり方はもちろんですが、働く上で欠かすことのできない「人とかかわることの大切さ」も学んでいます。
また、近年の先端技術の進歩は目覚ましく、これからは建設業界も今以上にICT技術が必要不可欠となってくると思います。だからこそ最先端技術を習得し、土木技術者として多くの工事を手がけていけるようになりたいです。

Q6.建設業を志す方へのメッセージ

学校を卒業したばかりの方、違う業界から転職される方には、建設業や建設技術者に関する知識を持っていない方が多いと思います。
わからないことはその都度、上司や先輩方に確認することが大切だと思います。わからないことを「わからない」ときちんと伝えることで、コミュニケーションが生まれ人間関係も良くなり、仕事もスムーズに進めることができるようになります。そうしたことが、結果的に自分の知識や技術の向上につながっていくと思います。

現場の1日の流れ
8:00~ 8:15 安全ミーティング
8:15~12:00 作業指導(安全管理・施工管理等)、測量、丁張など
(途中15分休憩)
12:00~13:00 昼休み
13:00~16:50 作業指導(安全管理・施工管理等)、測量、丁張など
(途中15分程度の休憩)
16:50~17:00 片付け作業・現場確認
17:00~17:20 事務作業などを行い、帰宅
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