2021年2月3日

現場で多くの人と出会い、様々なことを学べる仕事

株式会社 深松組 北陸支店 (朝日町)
 川原 正裕さん

Q1.現在、どんな仕事をしていますか。

朝日町の笹川地内で、土地改良総合整備の排水路工事に従事しています。
現在、山あいにある笹川地内では大規模な農業用排水路の改修工事が行われていて、私が工事に携わっているのはその内の約450mです。排水路はポリ管と人孔(マンホール)を設置して埋め戻す部分と、U字溝を設置する部分に分かれています。
笹川地区にはホタルが多数生息しているのですが、工事によって生息環境が損なわれないように、自然を残す配慮もしています。

現場ではベテラン現場代理人の指示のもと、技術者として作業予定や資材の管理を行い作業者の方々が安全に作業できるよう配慮・指示をするほか、図面通りに施工が進んでいるかを確認します。

Q2.建設業を選んだ理由、仕事のやりがいを教えてください

実家が住宅基礎の仕事をしているので、ものづくりをする環境が身近にあり、子どもの頃から形に残る仕事をしたいと思っていたので、建設業に就職することを決めました。

建設業の仕事は手掛けた仕事が形になり、完成後はたくさんの方に利用されるのが魅力だと感じます。同じ現場で工事に携わった人たちと1つのチームとして完成まで頑張ったときの、やりがいも大きいですね。また、地域の方やお客さまから「ありがとう」と言われるととてもうれしく、この仕事をしてよかったと感じます。

今まで一番印象に残っている現場は、入社1年目の圃場整備の仕事です。水田の整備という私たちの食に直結する現場で、それぞれの職人さんに日々色々なことを教えていただきました。
特に先輩から「同じ作業でも天候や気温など状況が変わると対応の仕方が違うため、状況をよく判断していくことが大切。あと声掛けをすることが事故防止に繋がるので、積極的に声を出すこと」と教わった事が印象に残っています。ほかにも、水田の所有者や近隣の方とのコミュニケーションなど、現場だけにとどまらない仕事の進め方を教わりました。
そうした知識や経験を身につけたあとに携わった現場で、いつもは厳しい目で現場を見ている近隣の方から、寒い日に温かいお茶と自家製漬物の差し入れをいただき、「いつもお世話様」と言われた時はとてもうれしかったことを覚えています。

Q3.現場の環境について教えてください

建設業の方は口調が強く激しく厳しいというイメージがありましたが、実際に一緒に働いてみると、何でも親切丁寧に教えてくださり、やさしい方が多いというイメージに変わりました。
また、意外だと思う人がいるかもしれませんが、建設業に携わる方は思った以上にきれい好きで、現場は整理整頓や掃除が行き届いており仕事がしやすいです。ただ、雨の日や雪の日など天候が悪い時期の外作業は大変だと感じるときもありますね。
安全については社内で日々対策を考え、現場で対応しながら工事を進めているので、危険だと感じることはあまりありません。

Q4.休日はどのように過ごしていますか?

当社は1年間の変形労働を採用していますが、夏季休暇や年末年始休暇を含めると年間120日ほどの休みがあります。
会社は子育てに理解があり、子どもの行事等での休暇も取りやすく、積極的に育児にかかわっています。休日は子どもが2人いるので、近くの公園へ遊びに行ったり、ドライブしたりと家族で過ごしています。

Q5.将来の目標を教えてください

1級土木施工管理技士の資格を取得し、もっといろんな現場で経験を積んで、ベテランからも若手からも「川原になら任せられる」と言われるようになりたいです。

Q6.建設業を志す方へのメッセージ

建設業は、多くの人と出会っていろんなことを学べるすごくいい職業だと思います。
そして1つのチームの一員としてやり遂げた達成感はハンパないです!
多くの方々にものづくりの魅力を知ってほしいですし、建設業で働くのもいいなと感じて欲しいです。

現場の1日の流れ
8:00~ 8:15 安全ミーティング
8:15~12:00 作業指導(安全管理・施工管理等)、測量、丁張など
(途中15分休憩)
12:00~13:00 昼休み
13:00~16:50 作業指導(安全管理・施工管理等)、測量、丁張など
(途中15分程度の休憩)
16:50~17:00 片付け作業・現場確認
17:00~17:20 事務作業などを行い、帰宅
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